DCソケットの増設方法やメリット、そして注意点とは

DCソケットは、多くの自動車にそなえられているものです。使ったことがある方は多いですが、名称を知っている方は少ないかもしれません。では、どのようなもので、増設方法や、そのメリット、そして注意点とは、何なのでしょうか。

DCソケットとは

DCソケットは、元々は、シガーライターという、タバコを付けるためのライターに電気を通すためのものでした。円筒のような形をしており、そこにシガーライターをセットし、そこにタバコを接することで、火をつけられる、という便利なものです。しかし、タバコを吸う人が少なくなってきたことから、DCソケットの本来の役割は必要とされなくなっていきました。そこで、新しい活用方法として、コンパクトな電源として、用いられるようになりました。たとえば、スマートフォンなどの電子機器を充電したりするのに用いられます。使ったことがある方は多く、需要があるとても便利なものだと言えるでしょう。

DCソケットの増設のメリット、デメリットとは

DCソケットは簡単に増設することができますが、それにはメリットとデメリットがあります。

メリットは、必要だけれど、設置できなかった電装品を設置できるようになり、常に電源を供給し、常に使用できるようになる、ということです。電気で動くものならば、大体動かせるようになるため、とても便利だと言えるでしょう。

デメリットは、バッテリーの消費が大きくなることです。使用している電力が許容量を超えてしまうことで、ヒューズが飛び、一時的に動かなくなることもあります。また、単純に、電装品が増えれば、その分車内が混む、というデメリットもあります。

メリットとデメリットを比較して、メリットが大きい、と感じたならば、DCソケットを増設しましょう。

DCソケットの増設の注意点とは

DCソケットを増設する際には、いくつかの注意点があります。

まず、常時電源に接続しない、ということです。バッテリーから配線が伸びている常時電源に接続してしまうと、エンジンがかからなくなる可能性があります。そうなると、自動車として機能しないことになるため、常時電源には接続しないようにしましょう。

それから、ヒューズを取り付ける、ということです。容量が大きくなりすぎることで、電装品が故障してしまう可能性があるため、それを防ぐためにも、配線している中にヒューズを取り付けるようにしましょう。

DCソケットの増設に必要な工具とは

DCソケットは、プロに頼まなくても、自分で増設することが可能です。では、どのような工具が必要なのでしょうか。

まず、増設する新しいDCソケットが必要です。それから、注意点に挙げた、配線の中に取り付けるヒューズも必要です。また、ギボシ端子というものも必要です。これは、配線を簡単に取り外すことができるようにするためのもので、ヒューズ交換が簡単になるため、取り付ける必要があります。さらに、電工圧着ペンチも必要です。これは、コードと配線を接続するために必要なもので、これがなければ、電源と配線をつなげることができません。他にも、ケーブルコネクターが必要です。これは、様々なケーブルをつなげるためのもので、電線と電線、それから電装品をつなげるために必要です。そして、プライヤーがあると、より便利です。プライヤーは、部品をつかむための道具で、これがあると、簡単に細かい作業ができるようになります。

DCソケットの増設の手順とは

DCソケットを増設する手順とは、まず、適当な配線を行い、それから、既存のDCソケットを分解します。そして、DCソケットから電源に伸びているケーブルを剥がし、電線をむき出しにして、そこに、あらかじめ準備した配線を接続します。そのようなことを行うことで、電流が分岐することになります。それから、DCソケット周りを元に戻し、新しいDCソケットも、しっかりと表に出るようにします。

まとめ

DCソケットが複数あると、とても便利であるため、もし機会があれば、ぜひ増設しましょう。